相互フォロー作戦は、撤退ラインを決めてから始めた方がいい 〜城の日誌〜

自分の活動のために、私はXで相互フォロー作戦をおこなった。

目的は、ファンを増やすことではない。

「AIと猫達と暮らす小さな城」の本館サイト、note、Xをつなげていくために、まずはXアカウントの外見を整えることだった。

その記録は、前回の記事「ファンを増やす前に、フォロワー数という外見を整えた話」に書いた。

前回の記事では、フォロワー数という外見を整えるために、相互フォロー作戦を初期ブーストとして使った話をした。

実際、数字は整った。

フォロワー数が数人だったアカウントは、短期間で1100人以上になった。

ただ、そのあとに分かったことがある。

相互フォロー作戦は、始める前に撤退ラインを決めておいた方がいい。

しかも、かなり早めに。

【今回の記録】

この記事で記録しているのは、相互フォロー作戦をおこなったあとに気づいた副作用についてである。

相互フォローは、初期の数字を整える方法としては機能した。

ただし、長く続けると、自分のアカウントがどの界隈に属しているのか、X側に誤って判断される可能性がある。

つまり、数字は整っても、届けたい場所からズレていくことがある。

今回は、そのことに気づいた記録である。

前回は、フォロワー数という外見を整えた

前回の記事では、相互フォロー作戦を「初期ブースト」として扱った。

フォロワー数が数人の状態では、どれだけプロフィールを整えても、どうしても動いていないアカウントに見えやすい。

だから私は、まずフォロワー数という外見を整えた。

その判断自体は、今でも完全に間違いだったとは思っていない。

実際、フォロワー数が一桁の状態から抜け出せたことで、アカウントの見た目はかなり変わった。

ただし、そのあとに別の問題が見えてきた。

数字を整えることと、届けたい人に届く状態を作ることは、同じではなかった。

Xのクラスタという考え方を知った

Xについて日々調べていると、「クラスタ」や「クラスター」という言葉を目にすることが多くなった。

最初は、正直よく分かっていなかった。

そこで、AIにも聞きながら、自分なりに整理してみた。

クラスタとは、かなりざっくり言えば、「このアカウントはこういう人たちの集まりに近い」と判断される分類のようなものだと理解している。

現実世界で言えば、

  • この人はテニスサークルに所属している
  • この人は法律系の勉強をしている
  • この人は読書好きである
  • この人はAIやブログ運営に関心がある

というように、どの集団やジャンルに近いのかを見られているような感覚である。

もちろん、Xのアルゴリズムのすべてが見えているわけではない。

だから、これは私なりの理解である。

ただ、発信者として考えるなら、この理解はかなり重要だと思った。

なぜなら、自分がどのクラスタに属していると判断されるかによって、自分の投稿が届く相手も変わってくる可能性があるからだ。

クラスタは、自分の行動で作られていく

クラスタは、投稿内容だけで決まるわけではないらしい。

自分の行動も影響する。

たとえば、

  • どんなアカウントをフォローしているか
  • どんな投稿をしているか
  • どんなアカウントに返信しているか
  • どんな投稿に反応しているか
  • どんな投稿を長く見ているか

こういった行動が積み重なって、「このアカウントはこういう界隈に近い」と判断されていくようだ。

ここで問題になるのが、相互フォロー作戦である。

相互フォロー作戦では、基本的に「自分の発信内容と近い人」だけをフォローするわけではない。

フォローバックしてくれそうな人を探し、ある程度広くフォローしていく。

もちろん、怪しいアカウントは避ける。

プロフィールや投稿内容も見る。

それでも、短期間で数字を増やそうとすると判断が雑になり、自分の本来の発信テーマとはズレたアカウントも多くフォローすることになる。

私もそうだった。

相互フォローは、意図しないクラスタを作る可能性がある

クラスタの考え方を知ると、相互フォロー作戦の見え方が変わった。

単にフォロワー数が増えるだけではない。

自分が誰をフォローしているかによって、自分のアカウントがどんな存在として見られるかも変わってしまう。

つまり、意図しないクラスタが構築されてしまう。

たとえば、自分がテニスサークルに所属していると判断されているのに、弁護士資格の勉強について投稿していたらどうなるか。

その投稿は、弁護士資格に興味がある人ではなく、テニスサークルの人たちに流れているかもしれない。

もちろん、実際の仕組みはもっと複雑だと思う。

ただ、感覚としてはこういうことである。

自分の投稿内容と、自分が属していると判断されている場所がズレる。

すると、投稿が届いたとしても反応されにくい。

反応されにくいから、さらに伸びにくい。

この可能性に気づいたとき、相互フォロー作戦は長く続けるものではないと思った。

初期ブーストとしては使える。

でも、いつまでも続けるものではない。

むしろ、早めに撤退しないと、自分の意図しないクラスタが構築されてしまう。

1100人で撤退して分かったこと

私は、フォロワーが1100人を超えた段階で、相互フォロー作戦をやめた。

今振り返ると、ここでやめて本当に良かったと思っている。

ただ、欲を言えば、もっと早くてもよかった。

100〜300人くらいの段階で、相互フォロー作戦の性質を理解したうえで撤退していれば、後処理はかなり楽だったと思う。

1100人まで増やすと、それなりに数字としては見栄えがする。

フォロワー数一桁の怪しいアカウントという印象からは抜け出せる。

その意味では、効果はあった。

ただし、その代わりに、フォロー欄もかなり膨らんだ。

現状、フォロー数とフォロワー数の比率は、ほぼ1:1に近い。

つまり、私は今も、自分のクラスタ構築に必要とは言えないアカウントをかなり多くフォローしている状態である。

ここから整理しなければならない。

数字を増やす作業のあとに、土地を耕し直す作業が発生した。

これは、クラスタについて学ぶまで実感できなかった。

フォロワー数が増えても、インプレッションは戻る

もうひとつ、はっきり分かったことがある。

相互フォロー作戦をやめると、インプレッションは作戦前に近い水準まで戻る。

作戦中は、フォローした相手がプロフィールを見に来る。

その流れで、直近の投稿や固定ポストにいいねをしてくれることもある。

だから、インプレッションも反応も一時的に増える。

しかし、それは自分の投稿が本当に読まれて伸びている状態とは違う。

相互フォロー作戦をやめると、その流入は止まる。

実際、フォロワーが1100人以上いても、インプレッションの感覚はフォロワー数一桁の頃に近いところまで戻った。

これは、想定していた。

でも、実際に数字として見ると、かなり分かりやすかった。

【観察メモ】

相互フォローで増えたフォロワーは、基本的には数字である。

自分の投稿を読みたい人が1100人増えたわけではない。

ブログを読みたい人が1100人増えたわけでもない。

noteを追いたい人が1100人増えたわけでもない。

あくまで、外見が整っただけである。

ここを勘違いすると危ない。

問題は、ここからのフォロー整理だった

相互フォロー作戦をやめたあとに必要になるのが、フォロー整理である。

ここが、想像以上に面倒だ。

1100前後のフォローしているアカウントの中から、自分の発信テーマとあまり関係のないアカウントを整理していく必要がある。

もちろん、フォローを外したからといって、すぐにクラスタがきれいに再構築されるわけではないと思う。

投稿内容も必要だ。

反応する相手も必要だ。

自分が見ている投稿も影響する。

それでも、フォロー欄の整理は避けられない。

なぜなら、そこに自分の意図しない方向のアカウントが大量に残っていると、自分のアカウントがどこへ向かっているのか分かりにくくなるからだ。

これが数万フォローまで膨らんでいたら、かなり大変だったと思う。

1100人で撤退して良かった。

本当にそう思った。

数字だけを見れば、もっと増やしたくなる。

2000人、3000人、5000人。

そう考えることもできた。

でも、あとから整理することを考えると、私は1100人でも十分に多かった。

相互フォロー作戦をするなら、撤退ラインを先に決める

今回の経験から、相互フォロー作戦を完全に否定する気はない。

初期ブーストとしては、実際に機能した。

フォロワー数一桁の状態から抜け出すためには、ひとつの方法になると思う。

ただし、やるなら撤退ラインを先に決めた方がいい。

わかりやすく、「何人まで」とするのが手っ取り早くて良いだろう。

たとえば、

  • 100人まで
  • 300人まで

このあたりは、最初に決めておいた方がいい。

何となく始めて、数字が増えるのが楽しくなって、そのまま続ける。

これが一番危ない。

私も、当初は300人を考えていた。

しかし、「500までにしよう」「ここまできたら1000まで行こう」という感じになってしまった。

数字は増える。

でも、あとから整理が必要になる。

しかも、その整理によってフォロワーが減る可能性もある。

相互フォローでつながっているだけなら、こちらがフォローを外せば、相手も外すかもしれない。

そうなると、何のために時間を使ったのか分からなくなる。

だから、相互フォロー作戦は、最初から出口を決めておくべきだった。

これは、今回の反省である。

今回の結論

相互フォロー作戦は、初期の外見を整える方法としては機能した。

これは今でもそう思っている。

ただし、それはファン作りではない。

発信力がついたわけでもない。

届けたい人に届く状態が完成したわけでもない。

むしろ、そのあとに必要なのは、クラスタを整え直す作業だった。

誰をフォローするのか。

誰に反応するのか。

どんな投稿を続けるのか。

どの界隈に自分のアカウントを置いていくのか。

ここからが、本当の運営だと思う。

フォロワー数という外見は整えた。

ただし、届けたい相手に届く導線まで整ったわけではなかった。

相互フォロー作戦をするなら、撤退ラインを決めてから始める。

そして、なるべく早めに撤退する。

今回の城の日誌としては、これを残しておきたい。

【関連記事】

相互フォロー作戦を始めたときの記録は、前回の記事に残している。

数字を整えるために何をしたのか、どこまでを初期ブーストとして考えたのかは、こちらに書いた。

[ファンを増やす前に、フォロワー数という外見を整えた話]

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